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ものかき

柴田直治

SHIBATA Naoji

フィリピンを中心に、東南アジアの政治・経済・社会を執筆

元新聞記者。朝日新聞マニラ支局長、大阪・東京社会部デスク、神戸総局長、アジア総局長、論説副主幹などを歴任した後、近畿大学教授を務め、現在はフリーランス。

Freelance journalist covering the politics, economy and society of Southeast Asia, with a focus on the Philippines

A former journalist with The Asahi Shimbun, where he served as Manila Bureau Chief, Deputy City News Editor in Osaka and Tokyo, Kobe Bureau Chief, Asia General Bureau Chief and Deputy Chief Editorial Writer. He later taught as a professor at Kindai University.

連絡先

執筆・講演のご依頼、新聞社時代の記事の閲覧希望の方

shibata.naoji.office@gmail.com

ご依頼いただけること
寄稿(論考・解説、ルポ)、講演・講義、テレビ・ラジオでの解説やコメント、取材協力など
主な取材分野
フィリピン政治・選挙・社会情勢
日比関係(安全保障協力、ODA、現代史、アジア太平洋戦争)
南シナ海紛争
タイ政治・社会情勢
東南アジア・ASEAN情勢
事件報道・調査報道、ジャーナリズム一般

著書

『ルポ フィリピンの民主主義』表紙

岩波新書 2024年9月

『ルポ フィリピンの民主主義』

ピープルパワー革命からの40年

アジアの民主化の先駆けとなった1986年のピープルパワー革命から約40年。国を追われた独裁者の息子が大統領の座に就き、戒厳令下の人権侵害や不正蓄財の記憶が薄れようとしている。SNSによる偽情報の拡散と既存メディアの衰退が進むなかで、フィリピンの民主主義はどこへ向かうのか。マルコス家の歩みから現在の政治までを、長年の現地取材をもとに描いたルポルタージュ。

Reportage: Philippine Democracy — Forty Years after the People Power Revolution

Iwanami Shinsho, 2024 (in Japanese)

Nearly forty years after the 1986 People Power Revolution, which led the way for democratization in Asia and Eastern Europe, the son of the ousted dictator has become president, and memories of human rights abuses and plunder under his father’s martial law are fading. As disinformation spreads on social media and traditional media decline, where is Philippine democracy headed? Drawing on years of on-the-ground reporting, this book traces the Marcos family’s story through to the politics of today.

『バンコク燃ゆ』表紙

めこん 2010年

『バンコク燃ゆ』

タックシンと「タイ式」民主主義

選挙で選ばれたタックシン政権を倒した2006年のクーデターから、それに抗議する人々が軍に強制排除された2010年まで、揺れ動くタイ政治の最も激しい時期を、現地に駐在した記者の目で描く。「国王を元首とする民主主義」と選挙による民意がぶつかり合う構図を、自らの見聞をもとに読み解いた。

Bangkok Burning: Thaksin and “Thai-Style” Democracy

Mekong Publishing, 2010 (in Japanese)

Covers the most turbulent years of Thai politics, from the 2006 coup that toppled the elected Thaksin government to the 2010 military crackdown on the protesters who opposed it, as seen by a correspondent based in Bangkok. Drawing on first-hand observation, it examines the clash between “democracy with the King as Head of State” and the will of voters expressed at the ballot box.

『イトマン事件の深層』表紙

朝日新聞社(ND Books) 1992年7月 朝日新聞大阪社会部 著

『イトマン事件の深層』

取材班キャップとして執筆

バブル経済の最終盤に、中堅商社イトマンから巨額の資金が闇社会へ流れた「戦後最大の経済事件」。朝日新聞大阪本社社会部の取材班キャップとして、捜査開始前から主役たちの逮捕、初公判までを追い、主要な登場人物の多くに直接取材して捜査当局の動きとともに記録した。

The Depths of the Itoman Affair

The Asahi Shimbun Company (ND Books), 1992; credited to the Asahi Shimbun Osaka City News Department, written by Shibata as head of the reporting team (in Japanese)

In the final months of Japan’s bubble economy, huge sums flowed from the mid-sized trading house Itoman into the underworld in what became known as the country’s biggest postwar economic scandal. As leader of the Asahi Shimbun’s Osaka reporting team, Shibata followed the case from before the investigation began through the arrests of its central figures and the opening of the trial, interviewing most of the key players directly and recording the moves of the prosecutors.

最近の講演・講義

講演会場の様子 スライドを使って講演する柴田直治

2026年7月28日 第21回講演会(マニラ首都圏マカティ市)

混迷するフィリピン政局と2028年大統領選の行方

2022年の大統領選でサラ・ドゥテルテ氏と組み、史上最多の得票で圧勝したマルコス大統領。しかし就任1年で両家の亀裂が表面化し、ドゥテルテ前大統領の逮捕とICC移送で対立は後戻りできなくなった。さらに公共事業をめぐる汚職が次々と発覚し、政権はレームダック状態に陥っている。マルコス氏は任期をまっとうできるのか、クーデターの試みや街頭抗議の激化はあるのか。権力構造が一変する2028年大統領選へ向けた暗闘の行方を、在留邦人を前に語った。

寄稿記事

ウェブ媒体の記事は各サイトで、新聞・雑誌の記事の多くはPDFでお読みいただけます。

新聞記者時代の署名記事等一覧

朝日新聞記者として1985年から2015年までに執筆した記事の掲載日と見出しです(本)。英字紙(Asahi Evening News、The Asahi Shimbun)に掲載された英文記事も含みます。一部の見出しは、個人名を伏せて掲載しています。

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掲載日見出し掲載紙面

アジアの指導者らへの主な単独会見歴

肩書は当時のもの。日付は新聞紙面の掲載日です。

会見相手掲載日
アンワル元マレーシア副首相(現首相)2014年2月28日/2011年4月22日
マハティール・ビン・モハマド元マレーシア首相2013年1月15日
アピシット・タイ首相2009年5月15日
リー・シェンロン・シンガポール首相2009年4月11日
タクシン元タイ首相2009年1月17日
ラジャパクサ・スリランカ大統領2007年11月16日
グエン・ミン・チェット・ベトナム国家主席2007年10月11日
シン・インド首相2007年8月18日
グエン・タン・ズン・ベトナム首相2007年1月13日
フィデル・ラモス元フィリピン大統領2001年2月24日ほか
イメルダ・マルコス元フィリピン大統領夫人1996年2月24日
コラソン・アキノ元フィリピン大統領1996年1月20日

取材の現場から

フィデル・ラモス元大統領と柴田直治
フィリピンのフィデル・ラモス元大統領と(2001年)
イメルダ・マルコス元大統領夫人と柴田直治
イメルダ・マルコス元大統領夫人と(1996年)
タクシン元首相と柴田直治
タイのタクシン元首相と(2009年)
マニー・パッキャオ氏と柴田直治
ボクシング元世界王者マニー・パッキャオ氏と(2013年)
コラソン・アキノ元大統領
コラソン・アキノ元大統領(1996年、単独会見の際に筆者撮影)
ボンボン・マルコス氏
ボンボン・マルコス氏、現大統領(1995年、単独会見の際に筆者撮影)
南シナ海の座礁船で海兵隊員らと
南シナ海スプラトリー諸島で、フィリピンが実効支配の拠点とする座礁船に駐留する海兵隊員らと(2014年8月)
漁船で近づく座礁船
漁船で座礁船を訪ねて取材(2014年8月、南シナ海スプラトリー諸島)
バンコクの騒乱の現場で
タクシン派と反タクシン派の抗争による騒乱の現場で(2007年、バンコク)

著書への書評

『ルポ フィリピンの民主主義』の主な書評

  • 毎日新聞書評の見出し部分毎日新聞 2024年10月12日読書面「本棚」

    独裁者の息子が大統領に就くまでのフィリピンの政治史・社会史を、元マニラ支局長の著者がたどる本として紹介。街を歩いて肌で感じた空気の描写にも触れている。

  • 日本経済新聞 2024年11月16日読書面

    民主化の先駆けとなったフィリピンで、なぜ独裁者の息子が大統領に返り咲いたのか。元マニラ特派員が長年の取材をもとに、周辺国の事例も交えて探った一冊として紹介。

  • 週刊エコノミスト書評の見出し部分週刊エコノミスト 2024年11月19日号評者:近藤伸二さん(ジャーナリスト)

    マルコス家とアキノ家を軸に、民主化の先駆けだった国から権威主義へ傾くアジアの潮流までを描いた点を取り上げ、「アジアを知るうえで本書は必読である」と結ぶ。

  • 週刊読書人書評の見出し部分週刊読書人 2024年12月6日号評者:木場紗綾さん(神戸市外国語大学准教授)

    見出しは「フィリピン通も楽しめる刺激的な内容」。1986年政変後の政治の流れを分かりやすく描き、懐古や現状への嘆きにとどまらず事実に基づいて多角的に論じた点を評価する一方、ソーシャルメディアの影響の捉え方などには異論も示している。

  • しんぶん赤旗書評の見出し部分しんぶん赤旗 2024年12月15日評者:太田和宏さん(神戸大学教授)

    見出しは「民主化に期待したが 市民の不満」。民主化への期待と、その後に積み重なった市民の不満という視点から本書を読み解く。

主なテレビ出演・コメント

放送日局・番組内容
2024年11月29日テレビ朝日「グッド!モーニング」サラ・ドゥテルテ副大統領の「殺し屋を雇った」発言についてコメント
2023年2月11日朝日放送「教えて!NEWSライブ 正義のミカタ」フィリピン特殊詐欺事件の容疑者移送 日本政府の思惑とは!?生出演
2022年5月7日朝日放送「教えて!NEWSライブ 正義のミカタ」フィリピンはなぜ独裁者の息子を選んだか生出演
2021年9月16日NHK BSプレミアム「アナザーストーリーズ 運命の分岐点」イトマン事件 バブルに踊った男たち出演
2017年9月10日BS朝日「世界を揺るがした女たち〜独裁者の妻〜」イメルダ・マルコス元大統領夫人についてコメント
2017年6月24日朝日放送「教えて!NEWSライブ 正義のミカタ」ミンダナオ島のイスラム武装勢力についてスタジオ生出演
2016年10月29日読売テレビ「ウェークアップ!ぷらす」ドゥテルテ大統領の来日について生出演
2016年10月29日朝日放送「おはよう朝日 土曜日です」ドゥテルテ大統領の来日について生出演
2016年10月27日BSフジ「プライムニュース」ドゥテルテ大統領の来日について生出演
2016年10月25日テレビ朝日系列「報道ステーション」ドゥテルテ大統領の来日についてコメント
2016年10月22日朝日放送「教えて!NEWSライブ 正義のミカタ」ドゥテルテ大統領の来日について生出演
2016年10月11日日本テレビ系列「情報ライブ ミヤネ屋」ドゥテルテ大統領の政策について生出演
2016年9月24日朝日放送「教えて!NEWSライブ 正義のミカタ」ドゥテルテ大統領の「超法規的殺人」について生出演
2016年9月13日日本テレビ系列「情報ライブ ミヤネ屋」ドゥテルテ大統領の暴言について生出演

大学での担当科目

近畿大学 国際学部 教授

2016〜2022年

  • 報道のコミュニケーション
  • グローバル化した世界のメディア論
  • ASEANの役割
  • アジアの政治・外交の歴史と日本

大阪経済法科大学 非常勤講師

2020〜2021年

  • メディア論
  • グローバル化とメディア

略歴

1955年生まれ
1979年3月早稲田大学第一文学部社会学科卒業
1979年4月朝日新聞社入社
1979年4月〜1983年8月徳島支局員
1983年8月〜1985年3月神戸支局員
1985年4月〜1994年1月大阪社会部員
1994年1月〜1994年3月外報部員
1994年4月〜1996年8月マニラ支局長
1996年9月〜1998年3月大阪社会部次長
1998年4月〜1999年4月論説委員
1999年5月〜2000年3月東京社会部次長
2000年4月〜2001年3月大阪社会部次長
2001年4月〜2004年3月神戸総局長
2004年4月〜2005年8月外報部長代理
2005年9月〜2009年7月アジア総局長
2009年8月〜2010年10月特報センター長
2010年11月〜2012年3月論説副主幹
2012年4月〜2015年12月機動特派員
2015年12月朝日新聞社を定年退職
2016年4月近畿大学国際学部教授に就任
2022年3月近畿大学を定年退職。以後フリーランス